KOOVの発表以来、MindstormsやWeDo 2.0との競合を指摘されることが多いです。こちらからは一言も競合とは言っていないのですが……。同じ分野の教材なので比較されるのでしょう。

 KOOVを発表してから多く寄せられた意見が、Mindstormsへの不満です。価格面とデザイン面での指摘が多かったです。デザイン面では、我々も意外だったのですが、Mindstormsは男の子向きのデザインなので、半透明でだれでも楽しめそうなKOOVに期待するという声がありました。

(写真/都築雅人)

 確かにKOOVでは、いろんな意味でニュートラルなデザインを狙っています。男女、大人子供を問わないデザイン・テイストを取り入れようとしています。ちなみに、ブロックを半透明にしたのは、仕組みがしっかり見えるという意味と、実は半透明のパーツが組み合わさった我々のロゴからです。また、電池ボックスやコネクタ類は白で統一する予定です。

 このようにして、Mindstormsとは、価格面、デザイン面で差別化できると考えています。しかし、現時点ではロボット教材そのものの認知度が低いので、多くの競合商品とともに、全体の市場規模を大きくしていければ良いと思っています。

レゴ製品の場合、これまでに蓄積された教材活用ノウハウやカリキュラムがあると思うのですが。

 カリキュラムについては、様々な教育事業者と共同開発を進めていきます。KOOVの強みとして、オープンなプラットフォームを指向しているので、カリキュラムにおいても、我々が用意したものを自由に使っていただく、あるいは、ユーザーが自由に作れるということを目指します。

 ブロックプログラミング環境においても、その仕様の一部を明らかにする、GitHubに公開するなどして、ユーザーの使い勝手を高めるとともに、テキストプログラミング言語への変換モジュール等の外部開発を促したいと思います。