マイルストーンの達成は先生の目が届く程度の学生数だから成り立つのではないか。

 当授業の現在の学生数は約10人と少ないが、だから成り立っているわけではない。学生が40人程度のクラスでも、やり方によっては成立すると考えている。

 授業においては、規模の大小にかかわらず、プログラミングが比較的得意な学生と、そうでない学生がいる。そのため、当然ながら、進度の格差が生じる。その場合でも、プログラミングの得意な学生がそうでない学生に教えることで、その格差を解消できるように授業を進めればよい。先生は教室全体の進捗を管理しつつ、学生同士の教え合いが起きるような場づくりをすればよいわけだ。

 そうした場づくりのためには「一斉授業」、つまりみんなで一斉に同じことをやるという授業スタイルではいけない。同じことをこなすだけでは、理解の早い学生にとっては退屈な授業、理解に時間のかかる学生にとっては難しくてついていけない授業になるからだ。そこで「対面式の個別学習」、つまり基本的には学生一人ひとりが自律して個別学習しつつ、必要に応じて先生の支援を受けたり、学生同士で学び合ったりするスタイルをとる必要がある。

 このような対面式の個別学習における先生の仕事は、全体の進捗を考慮しながら個々の学生の進捗状況を把握・管理すること、タイミングを見計らってテストを実施するなどして理解度の確認をすること、つまずきのある学生を個別に支援すること、学生同士で学び合えるよう声掛けすることなどとなる。