浅谷:それに気づいて、フィールドワークの後半は、先生からただ話を聞くのでなく、とにかく質問攻めにしました。「こういうときはどうするか?」のような具体的な質問を徹底的にぶつけて、生の声を聞き出しました。

 これをある程度続けて感じたのは、授業がどうしたらうまくいくかといったベストプラクティスだけでなく、そういう情報交換ができるネットワーク自体も大事だな、ということです。前回も話が出ましたが、今、先生同士がコミュニケーションするのには高いコストがかかります。そのプラットフォームを作ることがスタートだと思って、コミュニケーションに軸足を置いたサービスを開発しました。

山内:優勝してから1年半もの間、資金は持ち出しの形で全国を回るというのはなかなかできないことだと思います。早くサービスを立ち上げたいという思いもあったでしょうが、それを抑えて、我慢しながら取り組んだということですね。「こういうサービスを作るべきだ」という確信が持てるまでは、頑張ろうと思われたんですね。

浅谷:はい、それはとても意識しました。やるからには徹底的に考えて、良いものを作ろうと思っていました。

 そして、2014年に正式サービスを開始しました。