浮川:ClassRoomのリリースは、2015年の春です。ただその前にも、Shareを一部の学校で使っていただいていました。ClassRoomには、そこでのご要望も反映させています。

山内:よく分かりました。では、ClassRoomの機能について具体的に教えていただけますか。

福原:機能については、製品担当の私からご紹介します。

 ClassRoomは、授業で活用できるノートアプリです。さまざまな色や太さのペンを使って、文字や絵を書き込めます。写真を貼り付けたり、切り抜いたりもできます。

「MetaMoJi ClassRoom」の画面。絵や写真、文字を自由に書き込める

 書いたものは、自由に拡大できます。長さで50倍まで拡大できるので、面積としては2500倍の拡大が可能です。

自由に拡大縮小ができる

浮川:拡大縮小は、「Googleマップ」で皆さん慣れていますよね。全体を俯瞰して、細かく見たいところを拡大して……という操作を日々している。同じようなことをやりたいとエンジニアに要望したら、「技術的にものすごく大変だ」と難色を示されました。「Googleマップは地図という特定用途だからできるが、自由に何でも書けるノートでは大変だ」と。

 でも、我々のノートはそういうノートなんだ、拡大縮小のコンセプトとノートが一緒になったらいろんな応用ができる、そのために最初のデータ構造からしっかり考えてくれ、とリクエストして、出来上がりました。

山内:これは面白いですね。

福原:一人の先生がクラスの全員に問題を配って、一人ひとり答えを書かせる、といったこともできます。その様子を、先生は自分の端末でモニタリングできます。

子どもたちの学習の様子を教員が一覧できる
MetaMoJi 文教開発部の福原秀伯氏

浮川:苦戦している子にアドバイスを書き込むなど、個別指導もできます。これも、寺子屋の時代から今まで不可能だったことですよね。その子のところに行って声を掛けることはできましたが、周囲のみんなに知れてしまう。シャイで、みんなの前で自分だけに声を掛けられるのはつらい、という子はいます。ClassRoomを使えば、他の子には知られずに、授業中に特定の子だけに指導ができるんです。

個別指導のイメージ

山内:なるほど。子どもはナイーブですからね。