イェンソン:多かったのは、中国や韓国出身の生徒です。こうした生徒は、日本語は学んでいなくても、漢字を知っています。漢字を知っているかどうかで、スタート地点は大幅に違います。

 しかも担当の先生は日本人で、英語が話せませんでした。先生とも満足にコミュニケーションできないのは、つらいことでした。

 もちろん、私なりにとても努力しました。頑張れば何とかついていけることもありましたが、やはり漢字圏の人にはかないませんでした。彼ら彼女らのようなスピードには乗れず、つらさにつながりました。

 でもこれこそが、“気づき”になりました。必要なのは、自分がこの瞬間に何を学ぶべきかを理解してくれる、自分に合った先生。自分が興味を持って学べる学習コンテンツを与えてくれる先生だと分かったのです。

 このように、日本語を学ぶ上で私自身が苦労した経験を生かして、日本人のための英語教材を作りました。明治学院大学のチャールズ・ブラウン教授をはじめとする様々な先生のお力を借りながら、コンテンツ開発、システム開発に取り組みました。

TOEICの点数が、12週間で100点アップ

山内:では、Coooriがどんなサービスなのか改めて教えてください。

イェンソン:Coooriは、英語のコミュニケーション能力を測る「TOEIC」を対象にした教材です。TOEICについては日本に巨大な市場があるので、まずはここをターゲットにしています。

 難易度としては、TOEICの470~550点レベルの人を対象にしています。このレベルの人が、「12週間学習すれば、スコアが100点上がる」ことを目指しています。これは、とても難しいことなんです。従来は、論文などの報告を基に「100点上げるには225時間の勉強が必要」だといわれていました。