イェンソン:Coooriの場合は、1日3回、時間を空けて15分ずつ勉強します。1日当たりの学習時間は45分で、これを12週間続けると合計63時間になります。つまり225時間の4分の1弱の時間で、同じだけの効果が上がります。

Coooriの画面(パソコン版)。文章を通じて、単語の理解度を問う。
(出所:コーリジャパン)

 ここに至るまでには、本当に様々な苦労がありました。開発を始めたのは2009年で、そこから試行錯誤を繰り返しました。2015年4月に法人向けサービスを発表し、10月にTOEICにフォーカスしたプログラムをローンチしました。

山内:TOEICに絞り込むことで、学習効果を高められるようになったというわけですね。

イェンソン:はい。ただ、単純なTOEIC対策の教材ではありません。お客様からも「TOEIC対策のシステムですね」と言われるのですが、「結果として、TOEICの点数が上がるシステムです」と説明しています。

 TOEICの対策本は多数発行されていますが、中身は「ここに形容詞があるから、次に続く語は名詞だ」といったような、試験のためのテクニックがメインになっているように見受けられます。でも、会話は生きた世界のものです。いざ英語で会話をしようとしたら、小手先のテクニックは通用しません。私たちは、「本当に英語ができるようになる教育」を目指しています。

 現在は、法人向けにサービスを提供しています。2015年の10月から早期導入プログラムを展開しており、現在国内の8社が導入しています。知名度の高い企業が多く、例えば第一生命保険や日本航空、日本交通などに採用されています。こうした企業と一緒に、学習効果の実証やプロダクトの改善に取り組んでいます。