イェンソン:インターネットには、たくさんのコンテンツがありますよね。インターネットを巡回して、個々の学習者に適切なコンテンツをピックアップする、という取り組みを実験的に始めています。

 その人が知っている単語数を基に、読みこなせる英文の難易度を算出する指標があるのですが、それが使えます。例えば「あなたは500単語を知っているから、フィナンシャルタイムズのこの記事を読んでみたらどう?」のように、最適な難易度のコンテンツを提案する、といった方法を考えています。

 興味を持って学習を続けてもらうには、コンテンツの内容を把握する必要もあります。既に、「男性でテクノロジーへの興味がある人は、テクノロジー関連のコンテンツを提示すると学習効果が上がる」といった傾向が明らかになっています。その人が好きなジャンルのストーリーを選ぶことで、モチベーションを高められるでしょう。

個人向けや、英語以外への展開も計画

山内:現状のCoooriは法人向けとのことですが、個人向けについてはどうお考えでしょうか。

イェンソン:今、サービスを法人向けに限定しているのには理由があります。TOEIC向けのCoooriはまだ生まれて間もないサービスなので、限られた相手と、きちんとした関係を築いて良いものを作っていける環境が必要だと考えているのです。

 製品を良くしていくときは、その利用者ときちんと話をして、フィードバックをもらえる環境が欠かせません。それで、関東圏にいらっしゃる特定の企業と一緒に早期導入プログラムを展開しています。個人ユーザーは会いに行きにくいですし、他のサービスへの目移りもしやすいですよね。

 これを通じて良いものが出来上がったら、当然裾野は広げていきたいと考えています。将来的には、個人向けも視野に入れています。