2015年には「iPadスタイル」という名称に変えて、対象学年を広げました。高校3年生にも対応したのと、中学生向けにもサービスを始めました。スケジュールとToDoをひも付けて管理する機能や、模試成績の推移が分かる機能なども追加しました。

 質問に短期間で回答するサービスも始めました。内容によっては、Z会のOBやOGが24時間以内に回答するというものです。

 iPadスタイルを始めてから、新中学1年生でいえば通信添削教材の利用者の50%ほどが、紙のテキストスタイルでなくiPadスタイルを利用してくださるようになっています。

2015年に開始した「iPadスタイル」
(出所:Z会)

山内:50%もいるんですか。それはかなり多いですね。

 一方で、ICTを使った通信教育サービスには、この頃から様々なプレーヤーが参入してきましたよね。教育系の企業だけでなく、IT企業によるサービスも相次ぎました。これらは意識されましたか。

草郷:確かに多かったですね。ただ、我々はほかのサービスとはだいぶ思想が違うなと感じています。

 例えば、我々が最も重視しているのは、学習のアウトプットの部分です。答案を提出してもらって、指導結果を戻して復習してもらうことが大事なんです。そこに至るためにどう知識を身に付けさせるか、どう答案を提出してもらうか。ここに一番注力しています。

「iPadスタイル」の通信添削のイメージ
(出所:Z会)

山内:ほかのサービスと全然違うから、自信を持って自分の道を行こうと。そういうことですね。