山内:その領域では、どんな層がターゲットになりますか。

礒津:小中高校生を考えています。でも、世界算数もそうでしたが、実際には大人も結構入ってくるでしょう。大人も楽しめるエッセンスは入れていきたいですね。

公立学校で使われるようになるには

山内:次の展開の一つとして、日本の公教育についてはどうお考えですか? 海外では学校の先生にも評判が良いとのことですが、日本の学校にもリーチしたいという思いはお持ちなんでしょうか。

礒津:はい、その気持ちはあります。ただ、容易ではないことも実感しています。

山内:国が教材として指定するというのは難しいと思いますが、例えば放課後のクラブ活動で一部導入されて、徐々に授業にも入っていくという方向性はありそうな気がします。塾での導入は進むでしょうが、そこだけで止まってはもったいない。

 子どもたちにとっては学校での学習時間が一番長いんです。こういう教育のパッケージが学校にも入っていて、世界中の子どもたちと一緒に学べるとよいなと思います。

 さて、次回の世界算数はいつ開催されるんでしょうか。

礒津:2016年3月です。前回は、法律面などからプロモーションできたのは10カ国だけだったので、次回以降は、さらに多くの国で展開したいと思っています。

 また世界算数でも使っている我々のプラットフォームを、広く提供することも考えています。このプラットフォームを使えば、誰でも世界規模のコンテストを簡単に開催できるようになるわけです。そのための仕組み作りをしている最中です。

山内:楽しみですね。日本発の教育サービスのグローバル展開には、私も注目しています。礒津さん、今日はありがとうございました。