写真5●「VISCUIT」を使ったワークショップの様子。言語の開発者である原田康徳氏が自ら教員に説明する

 講演後は、各プログラミング教材ごとに、それぞれの教室でワークショップが開催された。参加した教職員は事前にどのワークショップに参加するかが割り当てられており、いずれの教室でも実際に児童が授業を受けるスタイルと同じような環境でワークショップを実施。プログラミング教育の第一線に立つ各講師による実践的なワークショップに、参加した教職員は不安というより、能動的に楽しみながら参加していた印象だった(写真5、写真6、写真7)。

写真6●「Scratch」のワークショップ。青山学院大学客員教授の阿部和広氏が教壇に立つ
写真7●プログラミング教育入門キャンペーン「Hour of Code」を説明するみんなのコード代表理事の利根川裕太氏

 各ワークショップは、使う教材によって利用する機器も異なり、学校のICT機器の導入状況や通信環境、児童の学年など様々な側面を考慮できるもので、バラエティに富んでいた。Webサービスによってゲーム形式でプログラミングを学ぶCodeMonkeyを使ったワークショップ(写真8)、プログラミングによってロボットを動かすLEGO MINDSTORMS EV3(写真9)やアーテックのRobotist(写真10)を使ったワークショップ、Raspberry PiとScratchでMinecraftの世界を作り上げていくワークショップ(写真11)は、小学校高学年、あるいは中学生向けの印象だ。

写真8●ゲーム形式でプログラミングを学ぶ「CodeMonkey」のワークショップ。イスラエルの全小学校の標準教材として使われているという。国内ではジャパン・トゥエンティワンが扱う
写真9●プログラミングでロボットを動かす教育用のレゴ「LEGO MINDSTORMS EV3」のワークショップ。講師は販売代理店のアフレルが務めた
写真10●アーテックのロボット教材「Robotist(ロボティスト)」を使ったワークショップ。 ロボット部はマイコンボードのArduino互換基板を使っている
写真11●Raspberry PiとScratchでMinecraftの世界を作り上げていくワークショップ。講師は那須塩原クリエイティブ・ラボで実際に児童・生徒にプログラミングを教えている代表の星野尚氏が務めた