「公立学校情報化ランキング 2015」の算出方法

 文部科学省の調査「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」から、左記項目のデータを利用。調査データは2015年3月1日時点。「インフラ整備」は、10項目の達成度を基に算出した。「教員指導力」は、各項目に関する質問(合計18問)に対して「わりにできる」「ややできる」と回答した教員と、2014年度中にICT活用の研修を受けた教員の割合の平均値を算出した。各市区町村の教員指導力は、公開されている都道府県単位のデータから算出した。インフラ整備、教員指導力の平均値を「総合」スコアとし、この値から順位を出した。高等学校のスコアは、都道府県内の全ての公立学校のデータを基に算出した。小学校・中学校の順位の算出に当たっては、学校を設立・運営している学校組合・都府県なども自治体としてカウントしている。ランキング対象の自治体の数は、小学校が1743、中学校が1777、高等学校が47。

インフラ整備【9項目】
  • 児童・生徒用パソコンの導入(児童・生徒1人に1台に対する達成度)
  • 普通教室のLAN整備率
  • 学校のインターネット接続率(30Mbps以上での接続)
  • 教員用パソコンの導入(教員1人1台に対する達成度)
  • 電子黒板の整備率(各学年2台=小学校は12台、中学・高校は6台に対する達成率)
  • 電子黒板のある学校の割合
  • デジタル教科書の整備率
  • 校務支援システムの導入率
  • 統合型校務支援システムの導入率
  • 学校CIOの設置率
教員指導力【19項目】

    教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力

  • 教育効果をあげるには、どの場面にどのようにしてコンピュータやインターネットなどを利用すればよいかを計画をする
  • 授業で使う教材や資料などを集めるために、インターネットやCD-ROMなどを活用する
  • 授業に必要なプリントや提示資料を作成するために、ワープロソフトやプレゼンテーションソフトなどを活用する
  • 評価を充実させるために、コンピュータやデジタルカメラなどを活用して児童・生徒の作品・学習状況・成績などを管理し集計する

    授業中にICTを活用して指導する能力

  • 学習に対する児童・生徒の興味・関心を高めるために、コンピュータや提示装置などを活用して資料などを効果的に提示する
  • 児童一人ひとりに課題を明確につかませるために(生徒一人ひとりに課題意識を持たせるために)、コンピュータや提示装置などを活用して資料などを効果的に提示する
  • 分かりやすく説明したり、児童・生徒の思考や理解を深めたりするために、コンピュータや提示装置などを活用して資料などを効果的に提示する
  • 学習内容をまとめる際に児童・生徒の知識の定着を図るために、コンピュータや提示装置などを活用して資料などを分かりやすく提示する

    児童・生徒のICT活用を指導する能力

  • 児童・生徒がコンピュータやインターネットなどを活用して、情報を収集したり選択したりできるように指導する
  • 児童・生徒が自分の考えをワープロソフトで文章にまとめたり、調べたことを表計算ソフトで表や図(グラフ)などにまとめたりすることを指導する
  • 児童・生徒がコンピュータやプレゼンテーションソフトなどを活用して、わかりやすく発表したり表現したりできるように指導する
  • 児童・生徒が学習用ソフトやインターネットなどを活用して、繰り返し学習したり練習したりして、知識の定着や技能の習熟を図れるように指導する。

    情報モラルなどを指導する能力

  • 児童が発信する情報や情報社会での行動に責任を持ち、相手のことを考えた情報のやりとりができるように指導する(生徒が情報社会への参画にあたって責任ある態度と義務を果たし、情報に関する自分や他者の権利を理解し尊重できるように指導する)
  • 児童が情報社会の一員としてルールやマナーを守って、情報を集めたり発信したりできるように指導する(生徒が情報の保護や取り扱いに関する基本的なルールや法律の内容を理解し、反社会的な行為や違法な行為などに対して適切に判断し行動できるように指導する)
  • 児童がインターネットなどを利用する際に、情報の正しさや安全性などを理解し、健康面に気を付けて活用できるように指導する(生徒がインターネットなどを利用する際に、情報の信頼性やネット犯罪の危険性などを理解し、情報を正しく安全に活用できるように指導する)
  • 児童がパスワードや自他の情報の大切さなど、情報セキュリティの基本的な知識を身につけることができるように指導する(生徒が情報セキュリティに関する基本的な知識を身に付け、コンピュータやインターネットを安全に使えるように指導する)

    校務にICTを活用する能力

  • 校務分掌や学級経営に必要な情報をインターネットなどで集めて、ワープロソフトや表計算ソフトなどを活用して文書や資料などを作成する
  • 教員間、保護者・地域の連携協力を密にするため、インターネットや校内ネットワークなどを活用して、必要な情報の交換・共有化を図る

    研修の受講状況

  • 2014年度中にICT活用指導力の研修を受けた教員の割合