この記事は「小中学生からはじめるプログラミングの本」(2017年2月発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

・日常生活のなかにも「プログラム」はある
・プログラムとは「作業の指示書」のこと

日常生活での「プログラム」

 パソコンでプログラミングをした経験がない人でも、プログラムという言葉を耳にしたことがあるでしょう。

 毎日の生活のなかでも、プログラムという言葉はよく出てきます。テレビの番組表をプログラムと呼んだりしますし、運動会や卒業式などの進行表が書かれた紙もプログラムと呼んだりします。

 つまり、日常生活でのプログラムとは、「ある物事の進行についての順番や筋立て」のことをいいます。

コンピュータの「プログラム」

 コンピュータのプログラムも、日常生活でのプログラムに似ています。「コンピュータに作業を行わせるために手順や方法を書いた指示書(しじしょ)」なのです。

 でも、コンピュータは人間と違い、融通(ゆうずう)はききません。手順を説明する指示書(プログラム)は、コンピュータが間違えないように、ていねいに書かなくてはいけません。

 また、コンピュータは、人間の言葉をそのまま理解できるわけではないので、コンピュータが理解できる言葉が必要です。この言語を「プログラミング言語」といいます。プログラミング言語には、たくさんの種類があります。なぜいろんな種類があるかというと、そのプログラムをどういった目的で使うかによって、それに適したプログラミング言語を選べるようにするためです。

 例えば、ロボットを動かすプログラムを作るためなのか、スマートフォンで動くSNSのプログラムを作るためなのかで、使うプログラミング言語を選べるようになっているのです。

(文/石井英男 絵/森マサコ)