この記事は「小中学生からはじめるプログラミングの本」(2017年2月発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

・条件に「合っているか」「合っていないか」で次の行動が変わる
・日常生活でも条件分岐はいたるところにある

条件によって次の行動が変わる

 プログラムの基本構造の2つめは「条件分岐」です。条件分岐は、「もし○○が××ならば□□を実行し、そうでなければ△△を実行する」というものです。つまり、条件に合っているか、あるいは合っていないかで、行うこと(処理)を変えるのです。

 順次実行は上から順に実行するので、行うことの流れは1つの線となります。しかし、その途中に条件分岐があると、その流れは何本かに枝分かれします。最もシンプルな条件分岐は、イエスかノーかで2つに分かれるものです。複雑なプログラムでは、3つ以上の分岐を用意したりします。

条件によって、買う物を変える

 子どもにお使いに行ってもらう場合、「ジャガイモが欲しいんだけど、北海道産があれば北海道産を買ってね。北海道産がなければ、千葉県産を買ってね。どちらもなければ買わないでね」という買い物メモを書いたりします。商品がスーパーにあるかないかという条件によって、行動を変えてほしいわけです。

 日々の生活のなか、私たちはさまざまな条件に応じて判断を行い、その結果によって行動を変えています。これらはすべて、条件分岐なのです。

 コンピュータのプログラムでも、さまざまな場面で条件分岐が使われています。シューティングゲームで考えてみましょう。

 敵の弾(たま)が自機に当たったならばゲームオーバーですが、敵の弾が敵の弾に当たったならば巨大な弾になる…というゲームができますよね。この「〜ならば」が、条件分岐なのです。

(文/石井英男 絵/森マサコ)