左から吉村氏、草野氏、清水氏

清水:N予備校はテキストがあり、公開されている範囲までは自分のペースで自由に読み進められる。途中に練習問題もある。それに加え、週に2回、火曜と金曜の夜に2時間の生放送授業がある。テキストに沿って、何人かの先生が実際の操作を行いながら講義している。生徒の反応を見て、詳しく説明したり質問を受け付けたりといったこともしている。生放送はアーカイブされているので、後からでも視聴できる。

 N予備校のプログラミングの講義はN高生は無料だが、N高生以外は月額1000円で視聴できる。有料でN予備校のプログラミング講義を受講している人は、肌感覚では社会人が多い印象で、ほぼ想定した通りだ。

社会人でプログラミングをやりたい人は増えているのか。

清水:今やっている授業は「Web企業がWebアプリを作るときにこうやっている」という内容。(受託開発が中心の)システムインテグレーターで働いている人にとっては新鮮なことをやっている可能性がある。

 N予備校では「コンピュータサイエンスコース」の準備も進めており、2016年度中のスタートを目指している。大学の教養課程で教わるようなカリキュラムを目指している。アルゴリズムとデータ構造、コンピュータアーキテクチャ、オートマトン、計算理論、論理回路理論、OS、ネットワーク、データベース、オブジェクト指向プログラミング、関数型プログラミングなどひと通り教える。

 世の中のプログラマーには、大学でちゃんとコンピュータサイエンスを学ばなかったことがコンプレックスになっている人が結構多い。大学に入り直すのは大変なので、大学に入らなくてもちゃんとコンピュータサイエンスの教育が受けられる場を提供したい。「文系出身でプログラマーになった」といった社会人にフィットするコースになる。もちろん高校生が受けてもいい。

教材は誰が作っているのか?

吉村:私を中心に何人かで執筆している。毎日20~30KBものテキストを執筆しているので大変だ。ここ半年くらい、締め切りに追われるラノベ作家のような状態になっている。

清水:アルゴリズムとデータ構造の部分は、競技プログラミングを得意としているドワンゴ社員に書いてもらおうとしている。

第2回に続く