受賞(正式名):[Energy Eye賞]新井 雄大さん、板倉 圭佑さん、市川 知範さん、茅野 敬介さん、永井 宏樹さん(チーム、大学院生)

 洗濯物の乾き具合を監視し、取り込むタイミングをツイッターなどのSNSで通知してくれる「乾ぺき!つぶやく服」です(図1)。今回のコンテストでデンソーが無償提供した熱流センサー「Energy Eye」を応用しています。

図1 「乾ぺき!つぶやく服」の熱流センサー

 熱流センサーを洗濯物のシャツの首元などに洗濯ばさみで固定し、いつもの通りに洗濯物を干しておきます。熱流センサーは指先ほどのサイズの薄い板状で、両面から個別に熱量を測定できます。

 今回は、一方の面に乾いた布を貼り付けて利用しています。洗濯物が乾いた状態の基準とするためです。もう一方の面は洗濯物と接触するため、乾き具合に応じて熱量が変化します。この面の熱量と、乾いた布を貼り付けた面の熱量の差が小さくなると、乾いたと判定します。

 熱量センサーが検知する信号は微弱なため、計装アンプ「LT1167 CN8」で増幅するようにしました。増幅した信号はアナログ信号なので、「Arduino MEGA」でデジタル信号に変換してからラズパイに入力するようにしています。

 乾き具合の判定とツイッターなどSNSの通知は、日本IBMのクラウドサービス「IBM Bluemix」で実行しています。IBM Bluemixを採用した理由は、ラズパイのようなIoTデバイスからのデータ収集と処理のプログラムを、ワークフローの作成だけで開発できたからです(図2)。

図2 日本IBMのクラウドサービス「IBM Bluemix」のアプリ開発ツール「Node-RED」の画面

 IBM Bluemixでは、ツイートをリアルタイムに観測し、指定の内容でツイートできるAPIを提供しています。このAPIを活用し、ハッシュタグ「#選択bot」を含むツイートを監視します。ツイートの中身が「開始」であれば、ラズパイからの入力信号の観測を開始します。洗濯物が乾いたことを確認すると「乾きました」とツイートして観測を終了します。

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