「総合的な学習」でスキャナーの仕組み学ぶ

写真4●ドキュメントスキャナー「ScanSnap」を使った授業の概要

 「本来ならもっとプログラミングに没頭できるカリキュラムにしたいところだが、高校だからこそできることもある。プログラミングと高校教育を両立させる工夫をしている」(松村氏)という。

 例えば、国の学習指導要領で規定されている「総合的な学習の時間」を使って、ドキュメントスキャナーの仕組みを学ぶ授業を実施した。スキャナー大手のPFU(石川県かほく市)の協力を得て、生徒にスキャナーを配布。スキャナーの構造や文字認識の仕組みなどを学んだ(写真4)。

 松村氏は、「学籍番号1番の生徒がプログラミング教育を通じて大きく変わったのがうれしかった」と手応えを語った。

 この生徒はコンピュータ関連の仕事をする父親の影響を受けてコードアカデミー高校に入学したという。もともとゲーム好きだったが、授業を受けるなかで頭角を現した。現在は翻訳支援プログラムの自作に取り組んでいる。IoT(Internet of Things=モノのインターネット)機器を設計するスタートアップ企業で組み込みソフトのエンジニアとして働き始めるなど、“課外活動”も充実しているようだ。

 松村氏は「プログラミングは一人でも勉強できるが、学校という場で先生や他の生徒と交流するなかで得られるものは大きい」と話した。

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