写真1●勉強サプリの特徴
写真2●勉強サプリの開発に関わったメンバー。左から、英語講師の関正生氏、教育改革実践家の藤原和博氏、リクルートマーケティングパートナーズの山口文洋執行役員、NPO法人CANVASの石戸奈々子理事長、東京大学大学院の松尾豊准教授、コルク代表取締役社長の佐渡島庸平氏
写真3●個人に適した学習内容を提示する

 リクルートマーケティングパートナーズは2015年3月2日、小中学生向けのオンライン教育サービス「勉強サプリ」を開始した(写真1)。動画やドリルなどの教材を、インターネット経由で月額980円(税別)で提供する。パソコンまたはタブレットのWebブラウザーで利用できる。

 勉強サプリの対象は、小学校4~6年生および中学校1~3年生。小学生向けは国語/算数/理科/社会、中学生向けは国語/数学/理科/社会/英語の5教科に対応する。大手進学校などで教壇に立つ有名教師による授業動画を用意。まずは430時間分をそろえ、2015年末までに1500時間に増やす。さらに、知識を定着させるためのドリル教材も提供する。

 問題解決力やIT活用力などの、いわゆる「21世紀型スキル」を育成するためのコンテンツも用意する(写真2)。義務教育初の民間校長を務めた、東京都杉並区立和田中学校の元校長である藤原和博氏による「よのなか科」や、IT教育を手掛けるライフイズテックによるプログラミングなどである。

 学習意欲を持続させるために、学習の進捗に応じてキャラクターを育成できるといったゲーミフィケーションの仕組みを導入。さらに、学習履歴のデータを基に苦手な問題を表示するなど、個人ごとに適した学習内容を提示する工夫も盛り込んだ(写真3)。保護者向けには、子どもとのコミュニケーションのヒントなどを専門家がアドバイスする動画を提供する。

 同社は2011年から、高校生向けオンライン教育サービス「受験サプリ」を提供している。累計の会員数は、有料/無料合わせて累計で138万人。2014年4月~2015年2月末までの有料会員登録数は8万人で、大学受験予備校でいえば3位の規模になるという。

 同社 執行役員 ネットビジネス本部 本部長 サプリシリーズ総責任者の山口文洋氏は、保護者の所得や居住地による教育環境格差の問題に言及。その解消に、インターネットさえあればいつでもどこからでも利用でき、価格も980円と手頃な勉強サプリが役立つとした。さらに、多くの小中学生が帰宅後に通塾している現状に触れ、「通塾率が上がると家族の関係が希薄になる。家庭に学習を取り戻し、スタディ・ライフ・バランスを適正化したい」(山口氏)と話した。

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