LINEとTwitterが主流、「先生はSNSのマイナス面しか言わない」

 イベントは高校生による講義と、教職員と高校生のグループによる討議や実習で構成。まず高校生が自らのSNSの利用実態を説明した。高校生にとってSNSは日常の一部であり、手放せないものであることを述べた後(写真3)、高校生が使っている主要なSNSとして、LINEとTwitterを挙げ、LINEは“クローズド”なSNSで家族や友人とのコミュニケーションに、Twitterは“オープン”なSNSで情報収集や情報発信に使っている状況などを述べた。

写真3●高校生にとってSNSは日常の一部

 例えばLINEは「グループトーク」をよく利用するとし、「ノート」機能で予定を調整したり、「アルバム」機能を活用して写真を共有したりするといった使い方を述べた。一方、Twitterは好きなアーティストの情報を収集したり、楽しかったことを共有したりするために使っていると説明。ただし個人情報の取り扱いについては、生徒個々人で異なる状況だとした。

 高校生も、TwitterなどオープンなSNSで情報を公開する際、それが友人以外に見られる可能性があることは理解している。それでも問題が起こってしまう状況については、「実感がない」「現実のコミュニケーションとの区別が曖昧になる」と分析(写真4)。学校などで実施される「携帯教育は既に知っていることばかりで生徒にとって効果なし」「先生はSNSのマイナス面しか言ってくれない」といった状況に触れ、生徒の利用実態や考えに寄り添った情報教育が必要であるとの提言もなされた。

写真4●なぜオープンな場で個人的な会話をするのか?