佐賀県教育委員会は2014年12月7日、県内の高校生のプレゼンテーション技能を競う「高校生ICT利活用プレゼンテーション大会(プレ大会)」を開催した。佐賀県立高等学校では2014年4月入学の1年生から、学習用パソコンを生徒全員に導入し、授業で活用する取り組みを始めている。プレゼンテーション大会はその取り組みの成果発表の一環として行われた。

写真1●佐賀県教育委員会主催で行われた「高校生ICT利活用プレゼンテーション大会(プレ大会)」

 大会には15校から計21の個人またはグループが参加。学習用パソコンを使って4分30秒~5分の発表を行う。発表テーマは各自が設定しており、授業での活動やボランティア活動、部活動や夏休みの自由研究への取り組みなどをテーマに、スライドや動画などを組み合わせて発表した。

 発表スタイルもさまざまで、演台から離れて台本をまったく見ずにプレゼンするグループ、パソコン以外に関連する機材も用意するグループ、コント仕立てでプレゼンするグループ、ステージを広く使うグループなど、それぞれが工夫を交えた発表を行った。

写真2●21チームが動画や機材などを駆使して工夫を凝らしたプレゼンを展開した

 最優秀賞を受賞したのは、佐賀県立佐賀農業高等学校の「農Girls」チームの「命を学ぶ~ニワトリの飼育を通して~」。ニワトリを卵をふ化させるところから育て、ひよこからニワトリにまで飼育した後、食肉加工のためにと殺する場に直面し、命の大切さを実感したという経験を、感情を込めて語ったもの。動画などを効果的に使って観衆の共感を呼んだ点が評価されたようだ。チームのメンバーは「前日までプレゼン資料のブラッシュアップと練習を繰り返していた」という。

写真3●最優秀賞は佐賀県立佐賀農業高等学校の「農Girls」チームが受賞した
写真4●「農Girls」チームのプレゼン。卵から育てたニワトリをと殺する際の葛藤を感情をこめて伝えた