センター試験に代わる新テストはコンピューターで受験

 基調講演には、文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課 情報教育振興室の新津勝二室長が登壇した。新津室長は、「教育の情報化の動向」をテーマに、小中高等学校のICT利活用教育の現状や国の取り組み、「大学入試センター試験」に代わって2020年度に導入予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」など、幅広い内容について解説した。

 この中で、新津室長は学習指導要領改定の取り組みに関連して、高等学校の教科「情報」の見直しについても触れた。現在の教科「情報」は、「社会と情報」「情報の科学」の中から1科目を選択して学ぶ仕組みになっている。新しい学習要領では、「高度な情報技術の進展に伴い、文理の別や卒業後の進路を問わず、情報の科学的な理解に裏打ちされた情報活用能力を身に付けることが重要」との判断から、「コンピューターと情報通信ネットワーク」「情報社会の発展と情報モラル」などの内容を扱う必修の新科目の新設を検討しているという。

 また、大学入学者学力評価テストでは、多様な資料や動画を用いるなどしてさまざまな出題が可能になるとして、コンピューターを使って受験する「CBT」(Computer Based Testing)の導入を検討しているという。

「教育の情報化の動向」をテーマに基調講演に登壇した文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課 情報教育振興室の新津勝二室長
学習指導要領改訂の一環として、高等学校の教科「情報」の見直しが進んでいる
高等学校と大学との連携を図る「高大接続」に関連して、大学入試センター試験に代わって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を導入する予定