無線LANなど必携パソコンを活用するための環境を整備

 続いて、長崎大学 ICT基盤センター eエデュケーション部門の古賀掲維准教授が、「長崎大学におけるICT利活用教育の現状」というテーマで、大学の取り組みの詳細を紹介した。

 長崎大学では独自のLMS「主体的学習促進支援システムLACS(Learning Assessment and Communication System)」を2014年度から本格的に運用している。LACSは学生への個別メッセージの送信や掲示板、学習課題の提示や回収、テスト、成績管理などの機能を備えている。2015年度は、学部学生の90.0%がLACSを利用した。

 必携パソコンを活用するための環境整備も進めている。1つが、無線LANの整備。IEEE 802.11a/b/g/nに対応した500台以上のアクセスポイントを学内に用意している。また、2016年3月に日本マイクロソフトと包括ライセンス契約を締結。学生や教職員が個別の費用負担なしで、OfficeソフトやWindowsを利用できるようにした。このほか、独自のサポート窓口の設置などの取り組みを進めている。

「長崎大学におけるICT利活用教育の現状」をテーマに講演した長崎大学 ICT基盤センター eエデュケーション部門の古賀掲維准教授
長崎大学が2014年度から本格運用しているLMS「主体的学習促進支援システムLACS(Learning Assessment and Communication System)」
長崎大学では2014年度から入学生全員が1人1台のノートパソコンを所有する「必携パソコン」の仕組みを取り入れている

 セミナーの最後には、日経BP社 教育とICT Online編集長の中野淳が登壇。「一人一台パソコンを活かした教育の効果と落とし穴」をテーマに、必携パソコンを利用した新しい学びの可能性、デジタル教材作成時の著作権法違反のリスク、個人情報保護の注意点などについて解説した。