また、来賓として情報通信技術(IT)政策担当の島尻安伊子・内閣府特命大臣が祝辞を述べた(写真6)。島尻大臣は、N高等学校の入学式に登壇した理由として二つを挙げた。

 一つは、「N高がITを活用した教育の先進事例の一つだから。IT担当大臣として日本を世界最高水準のIT利活用社会にすることを目標にしている。N高が成功して全国の教育現場によい影響を与えていただきたいと願っている」と語った。もう一つは島尻大臣が、沖縄及び北方対策担当でもある点。沖縄振興も担当している立場から、沖縄伊計島に本校があるN高に対する歓迎の辞を述べた。

写真6●来賓として祝辞を述べた情報通信技術(IT)政策担当の島尻安伊子・内閣府特命大臣

 島尻大臣は、IT政策担当として人工知能やロボット、自動運転の話題が出ない日はないといったことに触れ、新入生を前に、「若い皆様が将来活躍するにはITを理解して、活用する力が必要です。将来、人工知能やロボットを自ら作りたいと思っている方も大勢いらっしゃると思います。そのためにはプログラミングなどを学ぶことが必要です(関連記事)。将来どんな仕事をするにしてもITを理解し、ITとともに働くことが必要になると思います。N高はこうした将来の社会に必要な力を養える、時代を先取りした新たなタイプの高校だと思っている」と祝辞を述べた。

 祝辞には、カドカワの代表取締役会長で学校法人角川ドワンゴ学園の理事長である佐藤辰男氏や、スタジオジブリの代表取締役で同理事の鈴木敏夫氏も登壇した。

 また、同校は3月22日にネットを活用したコミュニティ作りの一環としての部活を発表しているが(関連記事)、入学式では競技プログラミングなどの活動をする「コンピュータ部」を設けることを発表。ドワンゴ プラットフォーム事業本部技術コミュニケーション室の清水俊博室長が同部の特別顧問を務める。

 同校では今後、4月15日から同校のオリジナル学習システムを使ったネットの課外授業を開始する予定である。