教育関連の総合イベント「New Education Expo 2017 in 東京」が、2017年6月1日に東京・江東区有明で開幕した。会期は3日間で、約140社がICT(情報通信技術)活用教育に関連する製品やサービスを展示する。また、教育関係者向けのセミナー70本を開催するほか、筑波大学附属小学校の児童が参加するタブレット活用授業を公開する。

 会場では、各社が今後発売予定の製品を展示している。日本HPは、3Dスキャナーの機能を備えたデスクトップPC「Sprout Pro by HP G2」と、教育機関向けのタブレット「HP ProBook x360 11 G2 EE」を参考展示している。Sprout Pro by HP G2は、本体の上部に下向きのカメラを搭載。本体の手前に3次元の物体を置いて何度かスキャンすることで、物体の形状データを取り込める。3次元CADを扱えない子供でも、3Dプリンターと連携できるという。

3Dスキャナーの機能を備えた日本HPのデスクトップPC「Sprout Pro by HP G2」
教育機関向けのタブレット「HP ProBook x360 11 G2 EE」。耐衝撃性を高めるために、ABS樹脂で表面をコーティングしている。2017年秋に発売予定

 富士通は、手書きの回答を自動採点するタブレット用のアプリケーション「ペンまーる」を出展している。紙の教材などを画像で取り込んで、正しい答えを設定しておけば、手書きの解答を自動で採点する。手書きの方程式や数式を採点できるのは、同社の製品だけだという。2017年6月末に発売する。

手書きの回答を自動採点するタブレット用のアプリケーション「ペンまーる」

 パナソニックは、Wi-Fiのオン/オフや設定などを簡単に切り替えられる内田洋行のツールを組み込んだ業務用のWi-Fi基地局を展示している。授業で利用する時だけWi-Fiをオンにすることで、周囲の通信環境への影響を抑える。災害時には避難してきた人が利用できるように、Wi-Fiの認証を不要にする「災害モード」に切り替えられる。

パナソニックは、Wi-Fiのオン/オフや設定などを簡単に切り替えられる業務用のWi-Fi基地局を展示
Wi-Fiを有効にする教室を選択して、利用する時間を入力。事前にスケジュールを設定しておくこともできる

 内田洋行は、デジタル教材を管理・共有するソリューション「教材マネジメントプラットフォーム」を参考出展している。Officeの文書やPDFなどの教材に対して「単元名」などのタグを付けて保存できるほか、保存した教材を全文検索できる。2017年度中の発売を検討している。

デジタル教材を管理・共有する内田洋行のソリューション「教材マネジメントプラットフォーム」

 2020年度に小学校で必修化されるプログラミング教育に関係した展示も目立った。アンドールは、自分で作成した3Dモデルの動きをプログラミングできる教材「ぶろっくめーかー」を展示している。作成した3Dモデルを、3Dプリンターに出力することもできる。

自分で作成した3Dモデルの動きをプログラミングできるアンドールの教材「ぶろっくめーかー」