動画やネットの情報も取り入れグループ学習

 埼玉県立川越南高等学校の公開授業に話を戻そう。2年生の化学の授業を受け持つ藤元琢也教諭は、「有機化合物」の単元でChromebookを使用した。授業では最初にプリントを配布し、生徒たちは教科書や資料集、ノートを見ながら、グループで協力して基礎問題の部分を解いた。続いて、基礎知識を踏まえて「お酒に強い人と弱い人の違いは何か」や「メタノールを飲むとなぜ目が見えにくくなるのか」といった課題に取り組んだ。学んだ基礎知識が活用できるか、実生活に結びつく発展的な思考ができるか、学習内容をより深めるのがこの授業の狙いだ。

 藤元教諭は、これらの課題に対してグループで話し合い、解答を文章で提出するよう説明した。生徒たちはGoogleが提供する統合ツール「G Suite for Education」の「Google Classroom」の機能を用いて、グループでまとめた答えを文章で入力する。Classroomには、生徒たちが答えにたどり着けるよう、ヒントとなる「YouTube」の動画やWebサイトのリンクも貼られ、生徒たちはそれらを見ながらグループで話し合った。途中、ポイントとなる部分や分からない部分があると、何度も動画を見直しながら、答えの文章をまとめる姿も見られた。

3人で1台のChromebookを使用し、与えられた課題に対してグループワークに取り組んだ
グループワークでは、Google Classroomで共有された参照動画やWebサイトにアクセスし、それを見ながらグループで答えを話し合う
グループで話し合った答えを、文章としてGoogle Classroomに入力する

 グループワークが終わると、藤元教諭は各グループが考えた答えを全体で共有した。同教諭は、生徒たちが書いた文章を読みながら、記述式の解答として押さえるべきポイントなどを説明し、授業を締めくくった。

グループで話し合った結果を、全体で共有。グループの答えをスムーズに提示した