東洋大がデジタル教科書の調査結果を公開

 武雄市教育委員会のブースでは8月3日、東洋大学文学部教育学科教授の斎藤里美氏が、武雄市でのデジタル教科書の実証研究について発表した。武雄市では、市内の全ての小中学校で、1人1台のタブレット端末を整備。独自の動画教材を使って予習する「スマイル学習」に取り組んでいる。2017年10月には「学習者用デジタル教科書(教材)利活用における実証研究事業」も開始した。2018年8月時点では、武雄市教育委員会のほか、東洋大学、光村図書出版、新興出版社啓林館などが実証研究に参加している。

武雄市のブースでは、東洋大学文学部教育学科教授の斎藤里美氏が、同市でのデジタル教科書の実証研究について発表した

 斎藤教授は、デジタル教科書についての調査結果なども紹介した。調査では、児童・生徒の6~7割が「デジタル教科書のほうが使いやすい」と回答。教員の半数以上が、「学習意欲」「知識・理解」の向上にデジタル教科書が効果的だと答えている。さらに教員の8割以上が「教員の研修が課題」とし、「協働学習機能」「教職員の負担軽減」「効果的な活用方法の開発・周知」に対して期待する教員が多かった。

2017年10月に武雄市で開始したデジタル教科書の実証研究の目的
(出所:斎藤里美氏が発表したスライド)
教員に対する調査の結果。「協働学習機能」「教職員の負担軽減」「効果的な活用方法の開発・周知」に期待する教員が多い
(出所:斎藤里美氏が発表したスライド)