NECは2018年5月10日、テスト採点業務の効率化を支援する「テスト採点支援ソリューション」の販売を始めた。テストを通じた児童・生徒とのコミュニケーションを重視しているのが特徴。正解用紙と手書きの解答用紙をPCに取り込み、採点者がPC上で設問ごとの解答を目視して一括採点する。5月23日に出荷開始する。

 テスト採点支援ソリューションは、NECのページプリンター「MultiWriter」シリーズ、EdLogとビービーシステムが共同開発した採点支援ソフト「EdLogクリップ採点支援システム」、文書管理ソフト「DocuWorks 9」で構成。MultiWriterでテスト用紙を電子化し、DocuWorks 9でデータを管理。EdLogクリップ採点支援システムで採点する。

テスト採点支援ソリューションの採点画面
(出所:NEC、以下同じ)

 クリップ採点は、解答用紙を学年やクラス単位でクリップ留めし、設問ごとに採点していく手法。EdLogクリップ採点支援システムは、電子化した手書きの解答を一覧表示。あらかじめ配点を設定しておくと、採点者が不正答にチェックを付けていくだけで自動集計できる。採点ソフトを開発したEdLogの検証では、1学年117人分の1教科で2時間55分かかっていたクリップ採点の時間が、同ソフトの利用で1時間35分にほぼ半減したという。

テスト用紙の解答欄を指定し、配点を設定

 テスト用紙作成の自由度を優先し、集計が容易な定形用紙やマークシートは利用しない。解答欄は教員が手動で範囲を指定する。それぞれに配点を指定する。児童・生徒の名簿はEdLog上に出席番号順に登録しておき、スキャナーで読み込んだ解答用紙と手動でひも付ける。通常は出席番号順で回収するため、病欠等による微修正を除けば作業負担は少ないとする。

 価格はオープン。A4カラープリンター複合機「Color MultiWriter 400F」1台、EdLogクリップ採点支援システムとDocuWorks 9の端末ライセンスがそれぞれ3の推奨構成の実勢価格は30万円前後の見込み。B4やA3用紙を利用する場合はA3対応の「Color MultiWriter 9110C2」とA3スキャナーユニットが必要。既存複合機の流用には個別対応する。初年度で3000ライセンスの販売を見込む。