親子連れで参加できるSTEM教育の場に

 メイカーズの活動がこれからも広がりそうな理由として、教育関連のプログラムが増えていることがある。米国では、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)分野のカリキュラムに力を入れる「STEM教育」が推奨されており、その影響もあってか、米国の Maker Faire は子ども連れの家族向けイベントとしても運営され、参加者全体の半分が親子連れという。

 日本でもSTEM教育は注目されており、今年の中高生男子のなりたい職業ランキングで、ものづくりエンジニアが上位に入るなど、ものづくりへの関心は確実に高まっている。

 メイカーズバザール大阪でもその点は意識していると言い、「子どもの頃の体験がものづくりの楽しさを知るきっかけになることが多い。それにや親子で楽しんでもらうのが大事で、今年はそうしたプログラムを増やした」と廣瀬氏は話す。また、商業施設で開催し、参加費を無料にしている点については、「たまたま商業施設を訪れた家族連れに気軽に立ち寄ってもらい、今まで知らなかった世界に触れるきっかけにしてほしい」(加味氏)としている。

 具体的なものでは、ロボットプログラミング教室や、3Dプリンターを使ったオリジナルミニ四駆の製作、LEDを使ったアクセサリー製作などのワークショップを開催。いずれもたくさんの家族連れが熱心に取り組む姿が見られた。

ワークショップは有料のものもあるが、いずれもほぼ満席状態で親子での参加も多かった。