実際に稼働中の工場を見学

 ひと通り組み立てが終わったところで、同じデスクトップパソコンを生産している工場の見学会が催された。富士通アイソテックの工場は、パソコンやPCサーバー、プリンターの組み立て工場のほか、パソコン修理工場やリサイクルセンターなどを併せ持つ。建物の面積だけでも約4万4000メートルと、東京ドームに迫る広さだ。ここで毎日約3000台のパソコンが組み立てられているという。

 製造工程、製造ラインについて説明を受けた後、子供たちは工場の中へ。初めに案内されたのは、「ORT(Ongoing Reliability Test)」と呼ばれる経年劣化試験で使われる部屋。ここでは高温(50度)/低温(0度)といった過酷な環境におけるパソコンの動作をテストしており、当日は室温0度に設定されていた。外の暑さとは打って変わっての冷たい空気に、子供たちは涼しげな表情を見せる。

経年劣化試験を行うための部屋。この日の室温は0度。ちなみに説明担当者が被っているのは、富士通のAIアシスタント「ふくまろ」の帽子
パソコンの製造ラインで説明を受ける子供たち。土曜日だったが、この日はたまたま稼働中だった。普段は見られない設備に子供たちは興味津々

 続いて、先ほど自分たちで組み立てたパソコンと同じようなモデルが、コンベヤー上をゆっくりと進みながら組み立てられていく製造ラインを見学。ソフトのインストールやテストなどを実施するプロセスについても説明を受けた。

 さらに、組み立て教室ではドライバーを手回ししていたネジ留めの作業について、工場と同じ電動ドライバーでネジ留めする練習を体験。ランプがついた棚から必要な部品を取り出す「ピッキング」作業も体験するなど、実際のパソコン生産の様子を目の当たりにした。

自分たちが組み立てたパソコンと同じモデルが、ラインの上を流れていく。組み立てに続いて、OSやソフトのインストールとテストが行われる
工場で使われている電動ドライバーでネジ留めの体験。ランプが付いた棚から部品を取り出すピッキング体験も行われた