自分で組み立てたパソコンでプログラミング体験

 工場見学から戻ると、子供たちが組み立てたパソコンに電源がつなげられ、マウスやキーボードが用意されていた。ここからは実際にパソコンを起動して、プログラミングの体験会だ。全員でいっせいに電源ボタンを押すと、画面には次々と富士通のロゴマークが表示。ちゃんと起動するかどうか、心配そうな子供たちの表情は、起動後に表示された「組み立て大成功!」の画面を目にすると、安堵と喜びの表情に変わった。

自分たちで組み立てたパソコンに、スタッフの合図でいっせいに電源を入れる。ちゃんと起動するかどうか、緊張の一瞬
無事にウィンドウズが起動し、「組み立て大成功!」のメッセージが表示された。全員が成功し、満足そうな笑みを浮かべていた

 プログラミング体験は、ブロックを組み合わせることで簡単にプログラミングできる「Scratch(スクラッチ)」を使って行われた。ペンギンのキャラクターを動かしたり、クリックすると音が出るようにしたりと、基本的なプログラムの作り方を学ぶとともに、設定や条件によって動きを変えることなどに挑戦。講師が作ったサンプルを参考にしながら、自分なりのプログラムづくりに熱中した。設定を間違えてペンギンが想定外の動きをすると、逆にそのおかしな動きに子供たちは大爆笑。そこから思い通りに動かす方法を考え直すなど、楽しみながら問題解決の方法を学び、プログラミングの醍醐味を味わった。

「スクラッチ」を使ったプログラミングに挑戦する子供たち。講師の教えに従って、一つひとつブロックを組み合わせていく
思うように動かなくても、その動きに大笑い。楽しみながら、問題解決の方法を学んだ。これこそプログラミングの醍醐味だ

 参加した小学6年生の男の子は、「難しいところもあったけど、楽しかった。今回の教室で初めてパソコンを買ってもらえることになったので、プログラミングをやりたい」と笑顔で話していた。小学5年生と中学2年生の姉妹を参加させた保護者は、「小学校でもプログラミング教育が始まると聞いて、学業のためにもなるかと思い、参加させました。講師の方も言っていましたが、うまくいかなかったときの解決法とか、プログラミングで考える力を身につけられるというのは、本当にそうだなあと思いました」と感想を述べた。

参加者全員での記念撮影

(田村 規雄=日経PC21)