仲間の反応がすぐ見られるのが楽しい

 開発中のアプリは、プログラミング塾に通う中学生たちに試遊してもらい、感想を聞いて改良を重ねた。「スマホ用アプリの場合、大人では難しいことも、子どもはすぐに飲み込める。試遊を始めて20~30分もすると、被験者が作ったモビルモが仮想空間を飛んだり跳ねたりしていたのには驚いた」と松田氏。

 子どもたちの感想から取り入れた機能もある。ユーザー同士がモビルモに使ったパーツを交換する機能や、他のユーザーのモビルモに「いいね!」(「LIKE」)の評価ができるといった交流機能も、子どもたちの感覚に合わせて用意したものだ。「試遊した子どもたちから、公開したモビルモへの反応がすぐほしいという声が上がった。SNS世代の子どもたちにとって“仲間がどう思うか”はかなりの関心事。コンテストは年に1度の開催だが、アプリは評価・交流機能を持たせることで、随時共感を得られる。例えばモビルモに改良を加えると、『LIKE』がぐっと増えるなど、つながりが持続するのもいいところだ」(松田氏)。

他のユーザーが作ったモビルモには「LIKE」をつけられる
「人気モビルモ」には「LIKE」が多いモビルモが並ぶ

 今後は「パーツの種類を増やしたり、仮想空間内の惑星を増やしたりすることを考えている。例えば、重力設定が異なる惑星を増やせば、その惑星ではモビルモが思いもよらない動きをするなど、また楽しみが増えるはず」。改良しながら、継続的に使われるアプリを目指す考えだ。また、子どもたちに人気のYouTuberにアプリを体験してもらうイベントなどを国内外で開催し、アプリの認知度向上やユーザーベースの拡大に努めていくという。

(文/赤坂麻実)

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