教育用プログラミング環境「Scratch(スクラッチ)」の公式イベント「Scratch Conference 2018」が米ボストンのMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで2018年7月26〜28日の3日間にわたって開催された。

 Scratch Conferenceはその名の通り、Scratchを使ったさまざまな学習活動の実践者が集い、自らの実践を通じて蓄積したノウハウや知識を共有し、今後の活動に生かすためのイベントである。キーノート(基調講演、写真1)やワークショップ、パネルディスカッション、ポスター展示、活動報告などで構成される。

写真1●初日のキーノートの様子

 本イベントは、Scratchの開発元であるMITメディアラボで2年に1度開催される。前回は2016年に開催された(前回の記事その1その2その3)。今回は、Scratchの新バージョンとなる「Scratch 3.0」の正式公開を控えていること、そして世界規模でのプログラミング教育に対する盛り上がりを受けて、Scratchコミュニティの新たな飛躍への期待とともに、カンファレンスの幕が開いた。世界25カ国以上から、600人を超える教育関係者が参加したという。これまでは一棟のビルだけで開催されていたが、できるだけ多くの実践者に参加してもらいたいということから、今回からもう一棟のビルも使用されることとなった。

 本記事では、同カンファレンスの初日の模様をお届けする。