学校だけでは対応できない 社会に開かれた教育課程を実現

 プログラミング教育では官民が連携したコンソーシアムもできていますが、プログラミングに限らず、もはや学校だけで全て対応できる時代ではありません。新学習指導要領では、学校と社会が連携しながら新しい時代に求められる資質と能力を子どもたちに育む「社会に開かれた教育課程」の実現を目指しています。

 ある学校ではプログラミング教育に力を入れる、別の学校では特別支援教育に力を入れるというように、教育課程の軸をどこに置くのか、校長や教育委員会などが特色を打ち出し、個性的に運営していくことが求められています。そのためには、何を上乗せするかは各学校で考える。これが「カリキュラムマネジメント」の考え方です。つまり、「社会に開かれた教育課程」の下、「カリキュラムマネジメント」をしつつ主体的、対話的で深い学びの実現に向けた「アクティブラーニング」を推進する。

 この3つは密接につながっています。アクティブラーニングは、子どもたちが主体的、対話的に発表したり、チームでモノを作ったりします。当然のことながら、教科が身に付いていなければ深い学びはできません。そこで、実物投影機や大型提示装置などのICTを活用して効果的な授業をすることが重要になります。

 そして、子どもたちが学んだ知識を使い、行動を起こすことがアクティブラーニングです。その際、パソコン操作や検索がうまくできない、子どもたちが使うノートパソコンも足りないなど、ICT環境が整備されていなければ、アクティブラーニングを進めるにも支障を来すことになりかねません。プログラミング教育に限らず、ICT利活用を進めるためにも、より一層のICT環境の整備が求められます。(談)

(聞き手/ 中野 淳=教育とICT Online、写真/ 菊池 くらげ)