憧れのクリエーターの講演に子どもたちは真剣

 U18部門の作品募集に先立って行われたシンポジウム「集え! 創れ! 未来のゲームクリエイター〜日本ゲーム大賞 U18部門〜」では、コンピュータエンターテイメント業界で活躍するプロのクリエーターや教育関係者によるパネルディスカッションが行われ、中高生を中心とした来場者に向けて、熱いメッセージが届けられた。

写真3●シンポジウムの様子
写真4●シンポジウムの司会は、あの「ゼビウス」「ドルアーガの塔」に携わった、ゲームクリエーターの遠藤雅伸氏(東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授)

 クリエーターのパネルディスカッションでは、ゲームクリエーターの仕事について、3人の講演者による鼎談が行われた。講演者は時田貴司氏(スクウェア・エニックス)、下田翔太氏(グリー)、古川貴士氏(ディー・エヌ・エー)。各人が、ゲーム業界に入ったきっかけや、どんなゲームに影響を受けたか、尊敬する先輩クリエーターについて語り、来場した次世代のゲームクリエーターへのエールを送った。来場者の中高生は、先輩からの声に熱心に耳をかたむけていた。

写真5●3人の中でも先輩格の時田氏。演劇に夢中だった青年時代に、ドット絵のアルバイトでゲーム業界入りしたという
写真6●かつては小説家志望だったという下田氏。クリエーターとしてだけでなく、社内では部長という管理職でもある
写真7●アマチュア時代に、自身が描いたイラストでゲームを作ったこともある古川氏。3人の中では最若手

 教育関係者によるパネルディスカッションでは、松原健二氏(CESA 人材育成部会 部会長)、稲見昌彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)、藤原正仁氏(専修大学ネットワーク情報学部准教授)が登壇。ゲームを作ることによって身につく「作る力」と「表現する力」の大切さや、ゲーム開発者の勤務時間や平均年収についてなど、これから社会へ飛び出していく若い世代へのアドバイスが語られた。

写真8●松原氏は、セガゲームスの代表取締役社長でもある
写真9●テクノロジーを使った「エンタテインメント工学」を研究分野としている稲見氏。「超人スポーツ協会」の発起人・共同代表でもある
写真10●コンテンツ分野の人材育成を研究している藤原氏。2013年より、ゲーム開発者会議CEDECにて「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査」を実施している
写真11●シンポジウム登壇者の集合写真

(久保田 浩=日経ソフトウエア)