インターネットを有効活用するためには、クリエイティブな目標が必要

 生まれたばかりの子どもは、家族とのコミュニケーションだけでなく、周囲の道具を活用することで成長していく。しかし道具のコンピュータ化が進むことで、コンピュータはますます身近な存在になっていくだろう。しかし本当に重要なことは、「人間が何を望むのか」という点であると村井氏は断言する。

「インターネットは何のためにあるのか。それは『夢を実現すること』『ゴールに到達すること』『問題を解決すること』、これら三つを達成するためにインターネットはある」(村井氏)

 従来であれば、個人が目的を達成するためには多大なコストがかかっていた。しかしインターネットが普及した現在、Web上のプラットフォームの活用によって、楽に、そして安価にゴールへのアプローチが可能になっている。そこで重要になってくるのは、価値のある夢や目的を持つことだ。

 村井氏は「Web環境が世界全体で整備をされたインターネット文明時代に、Scratchを通して人との協力を覚えた子どもたちが、どんなクリエイティブな目的を成就できるのか。大きな期待を持っている」と語り、講演を締めくくった。