それでは具体的に、図4のロボットの内部をのぞいてみましょう(図7)。足はキャタピラー、目と耳はマイク付きのWebカメラ、口はアクティブスピーカーという構成です。
このロボットは、離れた場所からWebブラウザーを使ってコントロールできます(図8)。USBタイプのWiFiアダプターとポータブルWiFiルーターを使って、コントローラーとなるPCやiPhone、Androidなどのデバイスと接続します。もちろん、すべてバッテリー駆動です。
今後の連載の流れ
今後の連載の流れは次の通りです。
- 第1回(今週)はラズペリーパイの組み立てと初めてのプログラミングを実施します。
- 第2回はスクラッチとPythonでLEDを光らせます。
- 第3回は独立行動できる環境を作ります。独立行動するロボットのWebコントロールの原理を学びます。
- 第4回は足を作ります。ギアとモーターの駆動回路の製作します。
- 第5回は目と口を作ります。Webカメラによる周囲の監視と、音声合成によるスピーカーでのおしゃべりを実現します。
- 第6回は耳を作ります。音声認識技術を使って声でロボットをコントロール可能にします。