新しい機能を追加するたびに、新しい部品が必要になります。最終的に、どの程度のコストがかかるのかを事前に分かっていれば助かると思います。ロボットの構成は図10のようなイメージになります。最終的にはキーボードやマウス、モニターなどの機器は外し、独立して動けるロボットにします。

図10●ロボットの構成部品のイメージ

 ものにもよりますが、電子部品の価格はそのときどきで激しく変わるため、表1の部品リストの価格はあくまで参考としてください。ラズペリーパイは筆者はモデルB+を使いましたが、最新のRaspberry Pi 2モデルBでも同じように使えます*1

*1 Raspberry Pi 2モデルBの場合、記事を執筆した2015年4月13日時点では、Webブラウザーからの遠隔制御に利用する「WebIOPi」という著名なライブラリが公式にはまだ動作しませんでした。動作させるには、修正ソフト(パッチ)の適用が必要でした。
表1●ロボットの部品リスト
部品 参考価格
Raspberry PiモデルB+(またはRaspberry Pi 2モデルB) 5000円(または5400円)
microSDメモリーカード 980円
USB WiFiアダプター 1010円
モバイルバッテリー 2394円
Webカメラ 1354円
スピーカー 1027円
ポータブルWiFiルーター 1845円
ギヤボックス 704円
ユニバーサル基板 480円
トラック&ホイールセット 459円
ユニバーサル金具4本セット 454円
ブレッドボード 440円
ラズベリーパイ用ケース 1280円
合計 1万7427円

 ラズベリーパイ用ケースは必須ではありませんが、購入しておいた方がラズベリーパイを保護できるので安心です。このほかに、ラズベリーパイと接続するHDMIケーブルやキーボード、マウスなどが手元になければ購入する必要があります。

 さらに必要な細々とした電子部品やケーブルなどのコストを含めると、だいたい1万8000円前後でロボットを製作できることになります。市販のロボット学習教材が5万~8万円で売られていることを考えると、ラズベリーパイ込みでこの価格というのはリーズナブルではないでしょうか。