「Lチカ」とはプログラムでLEDをチカチカと点滅させることなので、これを実現するには、ハードウエアだけでなく、プログラムも作らなければなりません。そこでまず、LEDをずっとピカーと光らせる電子回路を作ることに挑戦してみましょう。「Lチカ」ではなく「Lピカー」です。LEDをずっと光らせるだけであれば、乾電池につないだ豆電球を光らせるのと同じですから、プログラムは不要です。

 必要なのは、「電源(ラズベリーパイから供給)」「LED」「抵抗」「導線」の四つのみ。これらの電子部品を図6のように接続すれば「Lピカー回路」の完成です!

図6●「Lピカー」を実現する回路

 回路を組むのに必要な部材は、前回紹介したショップで購入できますが、正直のところ初心者のうちは、個々の部材を選ぶこと自体が大変です。そこで今回の連載で必要な部材一式をスイッチサイエンスにキットとして用意してもらいました。キットはこちらから購入できます。キットには、誤ってLEDを壊してしまった場合の予備として使えるようにLEDを複数(赤色LEDを二つ、青色LEDを二つ)用意しました。赤色LEDと青色LEDは電気的な特性が違いますし、抵抗も2種類入っているので、いろいろな組み合わせの違いを実験することができます。

実際に部品をつないでみよう

図7●ブレッドボード
よく使われる二つのタイプを示した。青いラインに沿った穴は内部でつながっている。

 必要な部材がそろったら実際につないでみましょう。利用する個々の部材について紹介しながら具体的な方法を解説します。

 電子部品をいちいち半田ごてを使って本格的に配線するのは面倒なので、電子部品を差し込むだけで配線できるブレッドボート(図7)と呼ばれる道具を使うと便利です。ブレッドボード上の穴は、図7の青いラインに沿った縦・横方向に並ぶ穴は内部でつながっていますが、青いライン同士はつながっていません。