モータードライバーICの使い方

 電子工作が初めての人にとって、ICはとても難しいもののように感じるかもしれませんが、「TA7291P」の使い方は実に簡単です。

 「TA7291P」のピンは、一番左側から順に1番から10番まで番号が付いています。表1に示すように各ピンに役割と使い方が決められているので、その約束事に従って配線するだけです(図31)。

表1●TA7291Pのピンの役割
ピン番号 名称 役割
1 GNDグランド(0V)
2OUT1モーターに接続
3xどこにも接続しない
4Vrefモーターに与える電源電圧を制御
5IN1モーターの制御をするピンに接続
6IN2モーターの制御をするピンに接続
7VccモータードライバーICの電源(5V)
8Vsモーター用の電源
9xどこにも接続しない
10OUT2モーターに接続
図31●ラズベリーパイからモーターを制御する回路

 各ピンの役割と具体的な接続先について説明します。

電源に関するピン

 モータードライバーICの1番、4番、7番、8番のピンの四つが電源に関するものです(図32)。1番ピンはグランド(0V:例えばラズベリーパイの20番ピン)、7番ピンはモータードライバーIC自身が動作するために必要な電源を接続するためのピンです。ここには5Vの電源を供給する必要があるので、ラズベリーパイから直接利用できる5V電源ピン(2番ピン)につなぐことにしましょう。

図32●モータードライバーICの電源関連の接続