図33●乾電池をまとめられるバッテリーボックスの例

 モータードライバーICの8番ピンはモーターを回すための電源を接続するピンです。例えば、バッテリーボックスを使って乾電池を数個まとめ(図33)、モーターを回すための電源として利用しても構いませんが、わざわざバッテリーボックスを使うのは少し面倒です。そこで、ラズベリーパイのピンから直接利用できる3.3V電源、または、5V電源をここでは直接使うことにしましょう。今回はラズベリーパイの5V電源ピン(2番ピン)をドライバーICの8番ピンに接続することにします。

 モータードライバーICの4番ピンを利用すると、ここに与える電圧の大きさ+0.7V程度の電圧をモーターに与えられます。例えば、このピンに2.3Vの電圧を加えると、実際にモーターに与えられる電圧は3Vになります。つまり、このピンを利用すればモーターに与える電圧をコントロールしてモーターの回転を速くしたり遅くしたりできるわけです。今回は4番ピンを、そのような目的では使わないので、モーター用の電源電圧(つまり8番ピンに与える電圧)と同じにしておきます。4番ピンを5Vに接続しても、モーターにかかる電圧は5.7Vにはなりません。モーターを回す電源を供給する8番ピンには5Vしか供給していないため、モーターに与えることのできる電圧の上限はあくまでも5Vです。

使わないピン

 モータードライバーICの3番ピンと9番ピンはどこにも接続しません(図34)。

図34●3番ピンと9番ピンは使わない(どこにも接続しない)