実際、両者が同じものであることは、スピーカーの端子にマイクを接続するとマイクから音が聞こえてくることからも実感できます。試してみるとよいでしょう。

 両者は原理も構造も同じものなので、それがマイクなのかスピーカーなのか、そのままではラズベリーパイには判断できません。ですから、ラズベリーパイに接続されたオーディオデバイスをマイク(入力)として利用するのか、それともスピーカー(出力)として利用するのかを設定できるようになっています。何も設定せずにラズベリーパイを立ち上げた場合は自動で判定されるため、スピーカーから音が出ないといったトラブルが発生する可能性があります。

マイク(入力)とスピーカー(出力)の設定を確認する

 マイクやスピーカーそのものはコイルと磁石で構成されたアナログ回路です。ラズベリーパイはデジタル回路なので、アナログ信号を直接取り扱うことができません。そこでアナログとデジタルを相互に変換してくれる「サウンドカード」というハードウエアを利用しています(図5)。サウンドカードはラズベリーパイがボード上に搭載するものや、マイク付きのWebカメラが備えるものを使います。

図5●マイクやスピーカーを利用するためのサウンドカード

 オーディオデバイスをマイクとして使うのか、それとも、スピーカーとして使うのかは、このサウンドカードの設定で決まります。

 オーディオデバイスをマイクとして利用する設定になっているサウンドカードは、次のコマンドを実行すれば見つけられます。

$ arecord -l