(8)snd-pcm-ossモジュールを組み込む

 次のコマンドを実行してsnd-pcm-ossモジュールを組み込みます。

$ sudo modprobe snd-pcm-oss 

 このモジュールが組み込まれていないと、Juliusの起動時に図11のようなエラーメッセージが出てしまいます。このエラーメッセージが出なければ正常です。Juliusでハマりがちなポイントなので注意してください。

図11●Juliusが出すエラー
### read waveform input

Stat: adin_oss: device name = /dev/dsp (application default)

Error: adin_oss: failed to open /dev/dsp

failed to begin input stream

(9)環境変数をセットする

 Juliusはデフォルトでサウンドカードの番号0に接続されているマイクを使おうとします。しかし、カード番号0は、デフォルトではラズベリーパイのボード上に搭載されているサウンドカードです。USBに接続されたWebカメラのサウンドカードをカード番号0として使いたい場合は、そうなるように明示的に設定することができます。その場合、「/etc/modprobe.d/alsa-base.conf」をnanoなどのエディタを使って編集し、「options snd-usb-audio index=-2」の部分を「options snd-usb-audio index=0」にして再起動してください。

 しかし、ここではより汎用的な方法としてJuliusが参照する環境変数「AUDIODEV」を使ってJuliusが利用するサウンドカードを指定することにします。以下の手順に従って、サウンドカードを設定してください。

(Step A)次のコマンドを実行して、マイクとして利用できるデバイスのリストを表示し、USBとして接続しているオーディオデバイスのカード番号を確認してください。ここでは、カード番号が1番のものがマイクとして利用できることが分かります。

$ arecord -l 
カード 1: U0x46d0x825 [USB Device 0x46d:0x825], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0

(Step B)次のコマンドを実行して、「/etc/profile」を編集し、ファイルの最後に図12の1行追加してください。利用しているサウンドカードのカード番号が1の場合は「dsp1」を指定します。ただし、カード番号が0の場合は「dsp0」ではなく「dsp」としてください。

$ sudo nano /etc/profile 
図12●Juliusの環境変数を/etc/profileで設定
export AUDIODEV=/dev/dsp1