リクルートグループが受験生向けネット学習サービス「受験サプリ」事業で、ビッグデータを活用して成果を上げつつある。スマートフォンアプリの利用動向やWebサイトの閲覧履歴など数万人分のデータを分析。利用率の向上やアプリの使い勝手改善に役立てている。ポイントは難しすぎず易しすぎず、利用者がほどよく意欲を保てる出題内容に調整すること。「知的なゲーム」として楽しめる工夫で支持を広げる。

 「利用者数万人分の行動データを分析して、サービス改善への手応えを感じている」。こう語るのはリクルートマーケティングパートナーズで、受験サプリを担当する萩原静厳氏。ビッグデータエバンジェリストとして、受験サプリの利用動向分析とサービス改善を手掛ける。

 受験サプリはリクルートマーケティングパートナーズが2011年に始めた。主に大学受験生を対象にしており、PCやスマートフォンから過去の入試問題を無料で見たり、大手予備校の「カリスマ講師」の講義動画を視聴したりできる(写真)。月額980円を支払うと、講義動画が見放題になる。有料会員の人数は約16万人。全国規模の大手予備校の生徒数に並ぶ規模という。

写真●カリスマ講師の講義をスマホで見られる

 受験サプリの人気の一端を支えるのが、同社が2014年末に始めたビッグデータ分析の取り組みだ。米トレジャーデータのデータ収集・分析のクラウドサービスを活用。受験サプリ利用者のデータを詳しく調べ、サービス改善に生かしている。