スクラッチで回路を制御 電子部品を〝挿すだけ〟で作れる

 電子回路をプログラムで制御するには、グラフィカルなプログラミング言語の「Scratch」(以下スクラッチ)を使おう(図4)。プログラムを書く代わりに、ブロックの形をした命令をつなぎ合わせるだけでプログラムを作成できる。

●誰でもプログラミングできるソフトを搭載
図4 ラズビアンには、手軽にプログラミングを楽しめる「Scratch(スクラッチ)」が標準搭載されている。画面の左にあるブロックを中央のエリアに並べていくだけでプログラムを作れる

 ただし、今回のように外部の電子回路を制御するには、制御用ソフトの「ScratchGPIO7」が必要。次の手順で導入しよう。まず、ラズビアンのデスクトップ画面左上の「Menu」ボタンから「アクセサリ」→「LXTerminal」を選択。コマンドを入力して操作できる端末ソフトが起動したら、図5のように入力する。デスクトップに作成された「ScratchGPIO7plus」をダブルクリックすると、電子回路を制御可能なスクラッチが起動する。

図5 デスクトップ画面左上の「Menu」ボタンから「アクセサリ」→「LXTerminal」を選択すると、コマンドを入力して操作できる端末ソフトが起動する。そこに図の通りのコマンドを入力する

 Raspberry Piの準備ができたら、「スイッチを押すとLEDが一定時間光る回路」を作ってみよう(図6)。電子工作をするには、電子部品を準備する必要がある(図7)。初めての人には、自由に配線できる「ブレッドボード」と「ジャンパー線」がお薦め。ブレッドボード上にはたくさんの穴が開いており、ここに電子部品やジャンパー線などを挿すだけで回路を作れる。

●プログラムとスイッチでLEDが点灯
図6 スイッチを押すと一定時間LEDが点灯する回路を作ろう。図の通りに電子部品を挿せばよい。Raspberry Piの入出力端子とブレッドボードの間は、ジャンパー線で接続する
●電子部品をそろえよう
図7 LEDやブレッドボードなど、電子回路を作るために必要な部品。いずれも安価で、ネット通販で簡単に手に入る。どこで購入しても構わないが、千石電商オンラインショップ(http://www.sengoku.co.jp/)などでまとめて買うと便利だ

 部品の用意ができたら、LEDとタクトスイッチ、抵抗を図6の回路図通りにブレッドボードに挿していく。ブレッドボードとRaspberry Piは、ジャンパー線で接続する。接続する外部入出力端子は決まっているので、間違えないようにしよう。