ドラッグしてプログラミング LEDの点灯時間を制御する

 電子回路が完成したら、スクラッチでプログラム(スクリプト)作成に移る。プログラムを作るには、左にある各ブロックを中央の「スクリプトエリア」にドラッグ・アンド・ドロップしていく(図8)。ブロックによっては、項目内に文字列を設定する。例えば「□を送る」ブロックは、設定した文字列によってさまざまな動作をする。ここでは入出力端子の制御に「□を送る」ブロックを使う(図9)。

●ブロックを並べてプログラミングできる
図8 画面の左にあるのが、プログラムの命令や演算などに当たるブロック。ブロックを中央のスクリプトエリアに並べていくとプログラミングができる
●数ブロックのプログラムだけで完成
図9 Raspberry Piの外部入出力端子を制御する命令の作り方。「□を送る」ブロックに入出力端子のピンを入力モードにするための値を設定する(1~3)

 「Config10Inを送る」ブロックでは、スイッチを接続した端子を入力モードに切り替える。また、後述するスイッチの状態を確認するブロックで10番端子を選択できるようにするため、画面右上の緑の旗をクリックしよう。

 スイッチによってLEDの点灯を制御するプログラムは、図10のように作成する。内容は、「もし●なら」ブロックでスイッチが押されたら処理を開始する。その内容は、「pin16on」で16番端子に接続したLEDを点灯し、10秒待機したら「pin16off」で消灯する。この処理を「ずっと」ブロックで繰り返している。

図10 ブレッドボード上のスイッチを押すと、10秒間LEDが点灯するプログラム。秒数の値を変更すれば、点灯時間を自由に変えられる

 プログラムが作成できたら、画面右上にある緑色の旗のアイコンをクリックして、プログラムを実行してみよう(図11)。ブレッドボード上のスイッチを押すとLEDが点灯し、10秒後に消灯したら成功だ。

●点灯時間を変えられる電子回路
図11 スイッチを押すとLEDが10秒間点灯し、その後消灯する。Raspberry Piのスクラッチで制御しているため、プログラムを変更すれば、スイッチを使わずにキーボード操作などで点灯させることもできる

 点灯時間は「●秒待つ」ブロックの数値を書き換えれば、任意に設定できる。プログラムを少し手直しすれば、点灯ではなく点滅させることも可能。プログラム次第でさまざまな動作をさせられるところが、Raspberry Piを使った電子工作の面白いところだ。