回路を追加して発展、「信号機」を作ってみよう

 この電子回路とプログラムを発展させれば、さまざまな電子工作に応用できる。応用例として、もう少し複雑な「押しボタン信号機」の製作に挑戦しよう(図12)。これは、歩行者用の押しボタン式信号機を模した動作をする。ブレッドボード上にあるスイッチを押すと、車道側の信号機が青から黄色、赤に切り替わり、歩行者信号が青になる。その後、歩行者側の青信号が点滅して赤に変わり、車の信号機が青に変わるという動作をする。

●押しボタン信号機に発展させよう
図12 LEDの点灯回路を追加して、「押しボタン信号機」に発展させることもできる。部品が多いため複雑そうに見えるが、LEDの点灯回路を増やしただけで、基本部分は最初の作例と同じだ

 電子回路が完成したら制御用のプログラムを作ろう(図13)。スクラッチを起動し、「もし●なら」ブロックを使い、スイッチが押されたら信号を次々に切り替えるようにLEDを制御する。例えば、車道側の信号を青から赤に変えるには、緑のLED(青信号)を消灯し、黄色のLEDを点灯。「●秒待つ」ブロックで待機した後、黄色のLEDを消灯し、赤のLEDを点灯する。歩行者信号が青に変わり、その後、車の信号を青に戻すまでの処理が完了したら、スイッチを監視する処理に戻る。

●LEDを順に切り替えるプログラム
図13 押しボタン信号機を動作させるためのプログラム。スイッチが押されたことを検知したら、LEDを順次点灯、消灯させていく

 プログラムができたら、緑の旗アイコンをクリックしてプログラムを実行してみよう。スイッチを押すと、信号が次々に変わっていく(図14)。[注]販売価格はサイトにより異なることがある

●信号機のように切り替わる電子回路
図14 図13のプログラムで動作する電子回路。スイッチを押すと、信号機を模したLEDが次々に切り替わりながら点灯していく